TOP授業レポート08

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購買部の方々を迎えて新商品のプレゼンを行いました。

市場リサーチ、マーケティング、商品デザイン、店内ディスプレイ、広報のそれぞれから商品企画を伝えるため、開始時間まで確認と準備をします。

 

 

 

伝える内容を再度チェックして読み合わせをしたり、配布資料を整えたり、それぞれの役割で準備していました。

 

 

この日参加したサポートコンサルタントの金居さんもアドバイスを伝えてメンバーを応援。

 

 

環境も大切、と床を掃除し机を拭いて整列しました。
「次の部署の発表に移るときには、発表者が次の担当者を紹介してください」
社長が段取りを伝えます。

30分後、購買部の方々が到着。挨拶をして、さっそくプレゼンがはじまりました。

 

 

まず社長から、新商品のラインナップや販売方法について、これまでの経緯を説明。
続けて各部門から、より詳細な経緯と現状、商品についての提案が次々行われます。

 

 

市場リサーチ部門はアンケートの集計結果から導いた商品の方向性などを提示し、マーケティング部門が、数社に絞り込んだ業者の特徴や見積もりを報告。

 

 

デザイン部門は、各部門の結果を反映して考えたTシャツやマフラータオルの提案。
加えて、生地の質感、コスト、デザインなど検討した結果を、サンプルやデザイン案と共に提案します。

 

 

 

購買部のみなさんはそれを手に取ったり、デザイン画を確認したりと熱心に検証していました。

 

 

店舗ディスプレイからコンセプトとデザインイメージを伝えて、広報がツイッターとFacebookを利用した広報活動とその状況を紹介し、今後の校内広報のプランを伝えました。

 

 

最後に販売戦略として、体育祭での販売時には特典を付加し、購買意欲や認知度を上げる工夫を検討中であることが報告されました。

 

 

プレゼンを終えて質疑応答が行われ、購買部のみなさんからは
「この商品ラインナップになった、そもそもの経緯を知りたいです」
「商品の“売り”は何でしょうか?」
「販売目標はどのくらいを想定していますか?」
「発注業者はどのように選んだのですか?」
など実際的な質問が次々にあがり、社長や各部門長が落ち着いて誠実に返答していました。

 

 

また、エンブレムのデザインの使用の許可やデータについてなどの具体的なアドバイスもあり、商品化に向けて着実な進歩となりました。

 

 

プレゼン終了後、各部門のチーフ、ディレクターと社長、副社長が残って、購買部の方々とのミーティングを続けます。
プレゼンを踏まえて、実際に販売するときの段取りや、“イベント的に売るのか”、“通年商品として企画するのか”、といった、より細かく突っ込んだ内容についてもさまざまなアドバイスが伝えられ、全員が真剣に耳を傾けていました。

また、昨年販売したスウェットについて、
「すっかり消えてしまっているけど、もう販売するつもりは無いのですか?」
という質問も。購買部に何件か問い合わせがあったそうです。
それに対して、昨年の販売時にスウェットと一緒にマネキンにセットしていたシャツへの問い合わせが多かったこと、スウェットは既に企画されていた商品だったこと、”一から自分たちで企画した商品を販売したい”という思いから今年はTシャツをつくりたい、と意図を説明。

 

 

「なるほど、でも今度は“下は無いの?”と聞かれるかもしれないですね」
と言われ、一同で笑いながら、
「たしかに、せっかく作ったものだし、定番として販売していけるのかもしれない」
と販売企画が急浮上した場面もありました。

文化祭や体育祭というイベントだけでなく、購買部の協力を得て通年販売していける仕組みを探るなど、一段深い話に進んでいました。
「うまくプロデュースしていけば、名物になるかもしれない」
「商品が何年も続く可能性もある。“あれは自分たちの代のものだ”って言えるかもしれない」
といった声も聞こえ、購買部のみなさんもfreeciousへ期待を寄せているようでした。

 

 

より本格的に動き出したfreeciousの商品企画。
これからの発展がますます楽しみです。