TOP授業レポート16

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先週の購買部へのプレゼンテーションの際に指摘を受けた“アンケートの不備部分”に対する回答を、報告書にまとめる準備をしました。

 


 

プレゼンから今日までの1週間、男女別に集計ができていなかった項目の集計を行い、各自改めてアンケートを見直し考察してきました。

 


 

授業のはじめにメンバーへ配布された資料は、その集計結果と各自の考察のまとめです。また、それぞれのメンバーから寄せられた考察に対する社長からのまとめのコメントも記入されていました。

 


 

「せっかくだからそれぞれの考察をみながらどうまとめていくのか考えましょう」という社長からの提案で、各メンバーの考察を資料に沿ってみんなで見ていきます。

 


 

●高校生は素材や履き心地よりもデザイン性や安さを求めていて、体操着の代わりとしてスウェットを着用するという意見が多かったが、その場合はデザインを考える必要があるのではないか。

●文字の色はピンクが一番人気なのがわかったが、その上でどんな色味のピンクなのかを追及する。改めてアンケートするときに配色カードを使って決めることも検討したい。

 


 

●文字(スウェットの装飾)のダメージ加工は人気が高かったので採用したい。

など、疑問やさらに追及した方がよいポイントなどが挙がりました。

 


 

ここで社長が働きかけて今日の話し合いを議事録に残すことにしました。

サポートコンサルタントが前回のプレゼンテーションを振り返ります。

 


 

今提案しているデザインは、アンケートからだけではなくフリーシャス独自の意見が反映されて出来たものだということは購買部に伝わっているのか?先方はその点がよく分からなかったのでは?道筋立てて「このデザインが一番」と伝えるにはどうしたらよいのか。
現在のアンケートデータから最終案を導きだすことで本当にいいのか?
この後どんな流れでスウェットを販売したいのか、販売促進活動はするのか?
目的を定め取り組むことができているのか?などなど、購買部の方々が感じただろう疑問や懸念点を想定し改めてメンバーに問いかけます。

 


 

それに対しては社長は「そもそも先週伝えたかったことができていない。いくつか挙ったデザインのうちこの案に決定したプロセスをまず先方に伝えたい。体育祭までに本物のサンプルを用意するのはスケジュール的に難しかったので、このデザイン案でなんとか手作りのサンプルで表現し、体育祭のリハーサルで着用しようと考えている。そこで再度アンケートを取りたいと思っています」ときっぱりと答え、メンバーはそれを聞くことで改めて方向、目的を確認できたようでした。

 


 

購買部へは報告書を送るだけでなく、今後のスケジュールも含め社長と営業部のメンバーで来週中に購買部へ説明に行くことが決定し、自由研究の時間が終了しました。
その後は時間の取れるメンバーが残り、着々と報告の準備が進められていました。

ピンチをチャンスに!