TOP授業レポート01

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放課後、社長と同行できるメンバーとで購買部の方々を訪問し、補足説明を行いました。

 


 

購買部の会議室でメンバーは緊張の面持ちです。
そんな中、まず社長が「この前はちょっと堅苦しい感じだったので、今回は自分たちの想いも含めて伝えたいです。この機会に購買部の方々からもいろいろとご意見等をお聞きしたい」と切り出します。
そして改めて報告書とマスタースケジュールを提示し、それを参照しながら進めました。

 


 

はじめに前回のプレゼンの際に指摘を受けたポイントについて補足説明します。
次に営業部と市場リサーチ部のメンバーが、体育祭でデザインサンプルを実際に着用して実施した「男女別のアンケート結果」について伝えました。

最後に社長が、「デザインはいいけれど、価格がネックになっていること。しかしフリーシャスとしては高校生に購入しやすいスウェットを提供したい。価格を下げられないのであればデザインをブラッシュアップしていきたい」とフリーシャス社の意向を述べて締めくくります。

 


 

説明を聞き終えた購買部の方から、男子は価格別に購入率がわかるデータがあるが、女子のデータには無いことが指摘されました。
そこで、女子と男子のアンケート項目が違うこと、価格別にはとっていないことを伝えます。

その後も様々な資料に目を通します。
購買部の山本さんから、「最終的な提案内容はよいが、アンケート結果の通り価格が問題」「購買部としても前回のプレゼン後、業者に見積もりを取ってみた。すると原価が約2200円であったことから、それ以上の売値になることは必須であり、交渉してもあと100円落とせるか落とせないかだろう」と、コストについての共有がありました。


 


 

アンケートでは男女共に『2500円では購入しない』という結果が多数出ているとなると、このスウェット企画自体を諦めざるを得ないのではないか?
フリーシャス社は何を大事にしたいのか?
多くの人にこの価値を届けたいのか?
それとも価値の分かる人たちに届けたいのか?
といったことが問われました。

価値の分かる人たちに届けたいということであれば、アンケート結果から、例えば2割の男子が『2500円以上でも購入する』と答えている。そこをターゲットにするということもある。
購買部でも秋の新商品を出したが、その過程では商品化されないアイテムもたくさんあるし、そういうことも普通のことである。

みんな少しの間、沈黙します。

購買部の方からはこんなアドバイスとメッセージがありました。
「例えば・・・エンブレムを付けるということなら、最初からつけるとコストが高くなるので、スウェットと別売りにして購入者が好きなようにつけられる、ということもできるのでは?」「最後は戻って考えるんだよ。起点に戻って自分たちとしてどうしたいのか、フリーシャスという会社として・・・そこだと思うな」


 


 


 

社長以下、それぞれのメンバーは神妙な様子でしっかりその言葉を噛みしめていました。

今週は授業があるので、みんなで相談し会社としての結論を出したい。
その上で、来週あらためて報告する旨を社長が伝え、購買部の方々に時間をとってもらえることになりました。

 


 

フリーシャス社としての大事な局面ですね。
可能性は常に前に開いていると思います。
今後どのように舵を切っていくのか?みんなで一番いい道を見つけてください!